陸上男子400mに出場する伊藤智也選手は車椅子の鉄人だ。RDSの社長・杉原行里さんを訪ねた。杉原さんは引退していた伊藤さんを口説き、二人三脚で開発をスタートした。しかし、杉原さんには車椅子作りの経験がなかったのだという。車椅子に座った時の位置に注目した。体重のかけかた等を何度も計測していった。車椅子に合わせて伊藤選手はフォームを変えた。骨盤と膝の位置が固定され、前への推進力を得られるようになった。試行錯誤の末、新しい車椅子が完成した。東京パラリンピックで伊藤選手は自己ベストを叩き出した。

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